2014.10.30
つくる男とつくる女、絵本の寄り添い、そして無理すじの桃太郎
だんだん寒くなってセーター着たらちくちく、かゆかゆ、いつのまにか発生する毛玉って食器を洗うスポンジでさっさっとなでるだけできれいにとれてしまうらしいね、試したことはないんだけれど。
ただいま発売中の VOGUE JAPAN 12月号に、阿部和重×川上未映子で登場しております。VOGUEの今号のテーマは「男と女」ということで、「つくる男とつくる女」という特集で、ふたりでインタビューを受けました。内容は、創作や生活において男と女のあれこれがどうなっているか、などなど様々な感じになっております。ポートレイトも掲載されており、撮影は操上和美さん。撮影の現場は素晴らしくあっと瞬くまでしたけれどもまたいつかみなさんとご一緒したいと思えるすてきな時間でした。今号&記事の詳細はこちらでも。
……ところで、『きみは赤ちゃん』のインタビューなどで、「で、この本を読んでの阿部さんの感想って、どんな感じですか……」と聞かれることがほんっとに多いんだけれど、じつはあべちゃん、まだ読んでないんだよね……。そう言うと「えええええええ」と驚愕し、そして「そ、そんなことがあっていいのか……」と心の底から震えてくれるんだけど、そう、あべちゃん、まだ読んでないんだよね! なんかすっごい忙しかったみたい。でもきっと、いつか読むはず……。
そして、玄光社さんより発売されております『子どもと一緒に読みたい絵本』にエッセイを寄稿しました。
子どもを絵本を読むということが連れてくる摩訶不思議でありつつも、しかしとてもとてもよく知っている感覚について書きました。おすすめの絵本、そしてわたしと絵本の思い出についてもふれています。
絵本って、めさめさあるけど、おなじくらいどれにしようか迷いますよね……しかしこれがあれば安心だ!まるで絵本のエキスパートたちが寄り添って「これはどない……」「これもええで……」と(大阪弁ではないけれど)あれこれ教えてくれているような、そんな温かさにみちたすてきな一冊なのです。絵本対策はこれで安心! 絵本のことはまかせとけ! ぜひお手にとってご覧ください!
今日も明日もインタビューで、来月にはトークショウもありますし、年内はまだまだ『きみは赤ちゃん』モードのわたしなのだった、なむなむ。そしてAmazonでは相も変わらず品切れだけど、しかしこの数ヶ月でAmazon品切れ耐性がばっちりついたわたしはもうそんなことは気にしない。そうしているうちにいつだって10月は退場なのだけれど、来週発売される週刊新潮には、義家衆議院議員による、池澤夏樹さんの桃太郎解釈批判について書きました。そして文庫版『すべて真夜中の恋人たち』も、さっそく重版のお知らせが。冬にむかう秋のはじまりに、読んでくださってるのがすごくうれしい。ありがとう……ああ、ほかにもお知らせがあったような気がするけれど、こぼれていたらまた追って! いまからスパゲティ食べ食べ取材にいってきまうまだ、着るもの迷う、シーズンだよね。