2017.11.02
流れの起点としての『マリーの愛の証明』
Kindle版の短編小説『マリーの愛の証明』を刊行しました。
去年、『GRANTA JAPAN with 早稲田文学 03』に掲載された作品です。
前回、kindleでリリースした『シャンデリア』もとてもたくさんの方々に読んでいただけているみたいでうれしいです。
kindle unlimited に加入していらっしゃるかたは無料で、通常購入であれば199円です。
Kindle端末をお持ちでなくとも、無料アプリを登録するとスマホやパソコンで読むことができます。
いちばん新しい小説は、数ヶ月前に「新潮」に発表した『ウィステリアと三人の女たち』なんですが、この作品への流れの起点としてこの『マリーの愛の証明』という短編があり、誰にも関係ないことかもしれないのでこういうこと書くのもあれなんですが、自分にとって重要な手触りと経験の残る一作だったような気がしています。ぜひ、お読みいただけるとうれしいです。顔もみせずに去ってしまったと思っていた秋が後ろ頭を見せながらやってきた、ような気もしてる。
※『マリーの愛の証明』は『ウィステリアと三人の女たち』にも収録されました。